12月29日 晴れ

高校の頃、「心の中に神様を」というタイトルの写真は予選で落とされたけど、「人並みに生きようと思った」というタイトルの写真は県の作品展で最優秀賞になった。
その頃僕は、別に「人並みに生きよう」と思っていたわけではなくて、どちらかといえば好きな人の影響を受けておかしな道を歩みたがっていた。でもそういう「おかしな道」に行くには才能と度胸と努力と、あとその結果にたくさんの失うものがあって、当時、超平均的学生だった僕には、おかしな道に足を踏み入れる才能も、いろんなものを失う事の度胸もなかった。努力はしていた気がする。
つまり「人並みに生きようと思った」なんてタイトルを考えながら「人並みに足掻いた結果、(なんとか)人並みに生きれている」これが僕の人生。
その頃僕が好きだった人はといえば、失うものに目もくれず、才能を存分に発揮し、努力をした結果、挫折した。だからといって別になにかあったわけではなく、僕は相変わらずその人の事が好きだし、僕が好きになる人はだいたいそういう感じの人になる。

・昨日の夜、帰り道にパチンコ屋の横でひったくりを見た。
・僕の平均的な人生はとてもアンバランスな気がしている。
・心の底で人並み、人並み、と唱えてはいるが、最近どうも平均より下に下がっている気がする。
・ひったくりにあった男性は、多分パチンコで勝ったお金を財布ごと盗られていた。
・インターネットは魔物。
・そろそろ仕事に戻らないと。
フジファブリックのボーカルが死んでしまった。銀河。

それではみなさん良いお年を。